LVNAEルナエ

リグーリア州
  • 所在地

    リグーリア州ラ・スペツィア県オルトノーヴォ

  • 創業年

    1966年

リグーリア州、ラ・スペツィアに位置し、トスカーナ州とリグーリア州の境にワイナリーと畑を持つルナエ。ワインは自然と人類が造りだす産物であるとの考えの下、その土地と、ワイン造りの伝統を反映したワインを製造しています。社長のパオロ・ボゾーニ氏は、収穫から瓶詰めまでの全ての段階で、継続的にまた注意深く仕事をすることで畑で造られるブドウの品質が保たれると考え、土地の力と研究を尊重し、情熱と理性を持ってワイン造りを行っています。

トレ・ビッキエーリの常連リグーリア最高品質ヴェルメンティーノの造り手

パオロ・ボゾーニ氏

ルナエは、パオロ・ボゾーニ氏が1966年に設立。現在は息子のディエゴ・ボゾーニ氏がエノロゴとして活躍しています。東リヴィエラの東端に位置するコッリ・ディ・ルーニD.O.C.エリアに位置するルナエの畑では、日中は畑から望める海から風が吹き、夜は背後にそびえるアペニン山脈から冷たい風が吹き、昼夜の寒暖の差が生まれ、香り高い高品質なブドウが育ちます。特に、このエリアのヴェルメンティーノはそのミクロクリマによって、青リンゴやアカシアの芳醇な香りと、北イタリアの白ワインに特徴的な酸味、余韻に旨みのある心地よいミネラルを感じさせるワインを生み出します。
また、90年代からトリノ大学との協力により、ドナート・ラナーティ教授とCNR(国立研究センター)の下、様々な研究を行い、コッリ・ディ・ルーニ特有の土壌、気候に最も適したヴェルメンティーノのクローンを選別したり、テロワールを最大限表現するために最適な株密度や仕立てを探るなど、常に品質の向上に力を入れています。フラッグシップ白ワイン、ヴェルメンティーノから造られる「エチケッタ・ネーラ」は、ガンベロロッソ誌で最高評価トレ・ビッキエーリを連続で受賞しており、2020年版では、エチケッタ・ネーラ2018ヴィンテージが、全22000本のワインの中から、特別賞の年間最優秀白ワイン(Miglior Vino Bianco dell’anno)に選ばれるなど、その高い品質で評価を得ています。

ワイナリー名の由来

Cantine Lunaeの名前の由来はラテン語の『Lunae(月)』に由来しています。古代ローマ時代、ラ・スペッツィアの近くに『Luna(イタリア語で月)』という名の町があり、湾に沿った町の形が月に似ていたため、この名前が付けられました。Lunaは港町としても栄えていました。Lunaは先に述べたトスカーナ州のカッラーラという町からも近かったため、建物が大理石で造られており、夜になると月の光が大理石に反射して輝いて見え、それは美しい町だったそうです。しかし当時、北方の侵略者が南下してきた際に、Lunaのあまりの輝かしさと美しさにローマと間違えられ略奪にあい、滅びてしまいました。Lunaでは当時から高品質な白ワインが造られ、ローマにも届けられていたそうです。Paolo氏は自分の産まれた土地にあった、伝説の『月の町』を思い浮かべ、また、高品質なワインを造っていた町でもあったことから、自分のワイナリーに『Lunae = Luna』という名前をつけたということです。

小さな町のようなルナエのカンティーナ。ミュージアムやティスティングルーム、ショップなどもある。
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