CAPUTO カプート

パン・ピザ粉・グリッシーニ他

1924年創業のカプート社は、ナポリの製粉会社です。
三世代にわたって培った経験により、レストランやドルチェ、パン、ピッツァなどの職人たちのニーズに応え、彼らが持つ技術を最大限に活かし創造性を表現できるための商品を生み出しています。
ナポリピッツァの発祥の地であり、競争の厳しいカンパーニア州でのシェアは70%を誇る、まさにピッツァ用小麦粉のトップ・ブランド。職人達の厚い信頼の証です。

カプート社イメージ動画

カプート社のこだわり

カプート社の小麦は、時間をかけてゆっくりとすりつぶす伝統的な手法を用いて製粉しています。
また、原料の小麦を厳選し、独自のブレンド手法でまずイタリア各地で生産された小麦を、さらに北部ヨーロッパの小麦をブレンドしています。
人工的な酵素や添加物は一切加えません。
このような製法をもちいることで、デンプンと小麦本来の風味をしっかりと感じられる上質な小麦粉を生産しています。


厳選された小麦から作られる商品はピッツァ用をはじめ、パスタ用、製菓用と多様で、世界的にも高く評価されています。
経験による自信、職人たちのニーズに応えようとする自発性、そして伝統。これら三つの要素がカプートの高品質な商品を形作るのです。

伝統的なナポリピッツァと、新潮流ピッツァ・コンテンポラーネア(現代的なピッツァ)

近年イタリアのピッツァ業界には、伝統的なナポリピッツァに加えて、新たなトレンドであるピッツァ・コンテンポラーネアの2つの流れがあります。


伝統的なナポリピッツァは「ピッツァ・ナポレターナS.T.G.」という規約によって、その作り方や材料、完成したピッツァの形状に至るまで細かくルールが定められていることが大きな特徴です。(S.T.G.として認定されているピッツァの種類は、ピッツァ・マルゲリータ、ピッツァ・マリナーラ、水牛のモッツァレッラチーズを使うピッツァ・マルゲリータ・エクストラの3種のみ)。
2010年に制定されたこの規約により、長い歴史を持つナポリピッツァの伝統的な技術を正しく伝承していくことを可能にしています。
また2017年にはナポリのピッツァイオーロ(ピッツァ焼き職人)の技が世界無形文化遺産にも登録されました。


ナポリピッツァの伝統を守っていこうとする動きの一方、若いピッツァイオーロを中心に新たなピッツァの流行も生まれています。近年話題になっているのが伝統的なピッツァ・トラディツィオナーレ(トラディショナルのイタリア語)に対し、イタリア語で”Pizza Contemporanea(ピッツァ・コンテンポラーネア)”と呼ばれる現代的なピッツァです。


ピッツァ・コンテンポラーネアとは、伝統的なナポリピッツァとは異なる、高いコルニチョーネ(縁)のピッツァや、ピッツァ・イン・パーラ(縦長の大きなピッツア)またはピッツァ・アル・ターリオ(切り売りピッツァ)、創作的なトッピングを使ったピッツァなどが当てはまります。


見栄えの良さだけでなく、生地の「軽い口どけ」が特徴の一つであるピッツァ・コンテンポラーネアですが、ナポリでは特に若い世代でコルニチョーネを食べきらない人が増加傾向にあったことから、残すことなく食べられるより軽い仕上がりのピッツァ生地を作りたいという声がピッツァイオーロからよく聞かれるようになっていました。


創業以来、ピッツァイオーロのニーズにあった商品を提供することを基本姿勢としてきたカプート社は、伝統的なナポリピッツァの文化を職人たちとともに築き上げてきただけでなく、ピッツァ・コンテンポラーネアのような新潮流に対してもいち早く適応し、ピッツァ・コンテンポラーネアに最適な「ヌーヴォラ」や「ヌーヴォラ・スーペル」のような粉を生みだしました。
時代が変わっても基本姿勢を貫き、常にピッツァイオーロの声を重んじていることこそが、ピッツァの発祥の地であるナポリで今も変わらずカプート社が圧倒的な支持を集め続けている理由です。

伝統的なナポリピッツァ(上)と、高いコルニチョーネのピッツァ・コンテンポラーネア

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