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2013 冬号ミラノDUOMO広場のクリスマスツリーと冬のMERCATO(市場)

12月に入り、ミラノの街はクリスマスのイルミネーションやディスプレイで、きらびやかに彩られてきました。
今号のタンティリアでは、ミラノDUOMO広場のクリスマスツリーと冬のMERCATO(市場)について特集します。

ミラノDUOMO広場の巨大クリスマスツリー

ミラノのシンボルDUOMOの広場に今、とても大きなクリスマスツリーが飾られています。
聖人を載せた何本もの柱が上空に突き刺すように建つ偉大なるゴシック建築DUOMOと
黄色いリボンのオーナメントが散りばめられた大きなモミの木。

霧立ちこめるミラノの街に、双方圧倒的な存在感を放ち、
ロマンティックな雰囲気を醸し出しています。
周りにはクリスマス用品やお菓子を販売する屋台がずらり。けっして派手ではない、
でも心の奥にじんわり染み込む風景で、ミラノの街はクリスマスモード全開です。

冬のMERCATO(市場)

ミラノでの生活で休日の楽しみのひとつがメルカートでの買い物です。
ミラノに限らずイタリアではあちこちでメルカートが開かれていますが、
いろいろな店が出ていて思わず目を奪われます。
特に食材に関しては、スーパーではなかなか買えない新鮮な魚や野菜が所狭しと並んでいます。

こちらはカルチョーフィの下処理をしている人。
余分な部分を手早く切り落とす様は、見ているだけで勉強になります。

冬の野菜、プーリア州で有名なチーマ・ディ・ラーパ。
パスタに入れたり、我が家ではお味噌汁にも入れたり、安価で使い勝手のいい野菜です。




こちらも冬野菜、11月から出回り始めたVERZA(ヴェルツァ)ちりめんキャベツです。
煮込み料理に適していて、ミラノではCassoeula(カッソーラ)と呼ばれる骨付き豚バラ肉、
茹でた豚の皮・足と共に煮込んだ郷土料理が有名です。




CAVOLI RAPA(カーヴォリ・ラーパ)キャベツのカブという意味ですが、
こういった珍しい野菜も発見できます。




お魚屋さん。
シャコや手長エビ、ホウボウなど豊富な種類の魚貝が安く買えます。
最高に美味なズッパ・ディ・ペッシェを作ることができます。

写真(左)は歳末用の日用品を売る店。
クリスマスの飾りやカードも並んでいます。

写真(右)はお肉屋さん。
お店の奥には大きなオーブンがあり、丸鶏や串刺しの肉を焼いていています。
おいしそうな匂いにつられ、私も思わず買ってしまいました。


   チーズ屋さんにオリーブ屋さん、
   バッカラ(塩付けタラ)を専門に売る店も。

熟しきった柔らかそうな柿が多くの店で売られていました。
ちなみにイタリアでは日本と違い、柔らかくなったものを食べます。








店頭の見事なシチリア産オレンジにつられ、思わず2kg購入。
ついでにブドウも1kg購入。合わせて3.5ユーロ。すばらしい安さです。
おばあちゃんもオレンジとブドウをごっそり購入していました。


小麦を花束のように包装し、バラの造花を取り付けた飾りもの。

イタリア版のしめ縄か?と思い、地元のおばさんに聞いてみました。
これはポルタフォルトゥーナ(幸運をもたらすものの意)といい、
12月に友人、知人宅に招待された時などにプレゼントで持っていき、
食卓の中央や家具の上、玄関などに飾る縁起物だそうです。

メルカートには多くの発見と笑顔、元気いっぱいの掛け声がつまっています。
アミーコ、アミーコ、アミーコ!! 
カルチョーフィ、カルチョーフィ、カルチョーフィ!!

新鮮な野菜、果物、魚などを購入し、自宅でワインとともにお昼ごはん。贅沢な休日の過ごし方です。
イタリアに来られる際には、メルカートを探して訪れてみるのもいい思い出になるのではないでしょうか。

それでは、また。

モンテ物産 ミラノオフィス
三笘 悟

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