ヴェネト州トレヴィーゾ県ヴィットーリオ・ヴェネト
1986年
ヴェネツィアの北約60km、“ストラーダ・ディ・コッリ”(丘陵地の道)と呼ばれる地域にあるベッレンダ社は1986年にセルジオ・コスモ氏と彼の3人の息子、ウンベルト、ルイジ、ドメニコによって創設されました。コスモ家は長年農業を営んできた家系で、自家消費用のワインを生産していましたが、ブドウ栽培には非常に力を入れていたので、ベッレンダ社として自分達のワイナリーを設立したのです。現在では高品質なスプマンテ、及びスティルワインを生産しています。
現在ベッレンダ社は、コスモ3兄弟によって運営されています。長男のウンベルト氏は販売責任者で、コッリ・ディ・コネリアーノ協会の会長を9年にわたって務めるなど、エリアの振興を担う役割も果たしています。また、次男の醸造家ルイジ氏は名門コネリアーノ醸造学校を卒業後カリフォルニアの複数のワイナリーで修業し、新しい知識と技術を持ち帰って、高品質ワインを生み出しています。そして三男のドメニコ氏は経理やロジスティック部門を担当しています。
ベッレンダ社はよいワインを造るだけでなく、ライフスタイルを表現できるワインを造ることを目指してきました。その革新性と個性で、ベッレンダ社はイタリアや世界の市場で北東イタリアのリーディングワイナリーとしての地位を築きました。ベッレンダ社のワインは、イタリアでも最高のスパークリングワインの生産地の一つである、コネリアーノ・ヴァルッドビアーデネ プロセッコ・スペリオーレDOCGエリアの品質を体現したワインです。現在では35haの畑を所有、100万本のワインを生産し、世界中で親しまれています。