

カラブリア州チロ・マリーナ
1953年
リブランディのあるチロは、素晴らしい粘土質の土壌と、昼夜の寒暖差をもたらすイオニア海とシーラ山地の間という地形に恵まれ、“エノトリア・テルス”(ワインの大地)と称えられたほどブドウ栽培に最適な土地です。リブランディ家はこの地で4代に渡りブドウを栽培し、「ワインを通じてカラブリア州が持つ豊かな土地、歴史、文化を伝えたい」と土着品種から造られたワインの魅力を伝え続けています。
伝統を大事にしながらも、地ブドウのガリオッポとカベルネ・ソーヴィニョンを組み合わせて偉大なワインを造る、という画期的な試みにより1988年に「グラヴェッロ」を生み出すと、瞬く間に“スーパーカラブリア”として世界的に一躍有名になるなど、新たな挑戦にも余念がありません。2013年には3代目社長のニコデモ・リブランディ氏がガンベロ・ロッソ誌で、エリオ・アルターレ氏、エドアルド・ヴァレンティーニ氏、ヨスコ・グラヴナー氏らがかつて選出された「最優秀ブドウ栽培者賞」を受賞し、さらなる躍進への弾みとなりました。