Meliniメリーニ

中部のワイナリー
  • 所在地

    トスカーナ州 シエナ県 ガッジャーノ・ディ・ポッジボンシ

  • 創業年

    1705年

「革新」のDNAと長い歴史を受け継ぎ、今も「伝統を尊重しながらも現代の消費者に受け入れられるワインを造りたい」という情熱を持ってワイン造りを行うメリーニ。イタリア最大手のワイナリーグループであるGIV(グルッポ・イタリアーノ・ヴィーニ)に属し、安定した資本力をもって常に技術革新に取り組んでいます。「高品質ワインを少量造るのはさして難しいことではない。高品質なものを安定供給させることの方がよほど困難である。」メリーニはまさにそれを実現させている、キアンティのリーディング・ワイナリーです。

キアンティのシンボリックエステート

フィアスコ瓶の発明者ラボレル・メリーニ氏と歴史を感じさせるポスター、右端に映っているのがフィアスコ瓶

メリーニは、キアンティ・クラッシコ地区に広大な自社畑を所有。300年を超える歴史があり、イタリアのワイン史を彩ってきた老舗ワイナリーです。


1860年、ラボレル・メリーニが瓶を藁で巻いた「フィアスコ・ボトル」を考案したことで輸送が容易になり、キアンティの名を世界的に広めました。また、1960年代後半にキアンティ地方で初めてクリュ(単一畑)の概念を取り込み、“ラ・セルヴァネッラ”1969年ヴィンテージを世界で最初のキアンティ・クラッシコの単一畑ワインとしてリリースしました。これにより、全キアンティ・クラッシコの現在の名声の基礎が作られたことは、メリーニの特筆すべき功績と言えます。

歴史に名を刻む逸品、“ラ・セルヴァネッラ”

上述の通り、キアンティ・クラッシコエリア初のクリュの概念をもとに造られた“ラ・セルヴァネッラ”の畑は50haほどの規模で、ラッダ・イン・キアンティの標高330~600mの高い場所に位置しています。


丘の頂上にあるため常に風が吹いており、まさに光に満ちた畑です。また土壌の性質は上部と下部で明確に分かれています。上部の区画は貧しいガレストロ土壌で、フローラルなアロマを持つフレッシュなサンジョヴェーゼが育つ一方、下部の区画は粘土質主体のアルベレーゼと呼ばれる土壌で、豊かな果実味を持つボディの堅固なサンジョヴェーゼが育ちます。それらの異なる特徴を持つサンジョヴェーゼを組み合わせ、伝統的な醸造方法(長いマセラシオンと大樽での熟成)で誕生するのが、“ラ・セルヴァネッラ”です。


メリーニのフラッグシップでもあるこのワインは、毎年ワイン専門誌で高い評価を得ています。

▲10年以上の長期熟成のポテンシャルも感じられるメリーニのフラッグシップ、“ラ・セルヴァネッラ”
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