ロンバルディア州ブレーシャ県ボルナート
創業1972年
ロンバルディア州東部、イゼオ湖の南に広がるフランチャコルタ(※1)地区は、瓶内二次発酵で造られるシャンパーニュスタイルの高級スパークリングワインで有名です。
なかでもモンテ・ロッサは小規模な家族経営ながら、フランチャコルタのトップワイナリーのひとつに数えられる実力の持ち主。すべて自社畑のブドウを使用し、手摘みによる収穫から発酵までを1時間以内に処理する、という徹底したこだわりによってブドウの香りを最大限に引き出します。フランチャコルタワイン協会の初代会長でもある父パオロ、.母パオラが創業し、1985年からは息子のエマヌエーレが情熱を込めて優れたワインを造っています。ワイナリーを引き継いだエマヌエーレは、毎年安定した品質のフランチャコルタを造ることを重視し、フランチャコルタ作りに集中するためスティルワインの生産を中止しました。さらに、ヴィンテージ入りの最高のフランチャコルタをつくるプロジェクトに着手しました。高品質なブドウの選別、樽熟成の導入など工夫を重ね、その結果生まれたのが現在のモンテ・ロッサを代表するワインであり、2004年にガンベロ・ロッソ社が発行する「イタリアワインガイド」で、年間最優秀スプマンテに選ばれた“カボション”です
※1:フランチャコルタは、ミラノから東に約80km、ロンバルディア州東部イゼオ湖の南岸にある小さな丘陵地帯に広がるフランチャコルタD.O.C.G.地区で造られるメトド・クラッシコ(瓶内2次発酵)の高品質スパークリングワインです。統制保証原産地呼称の認定を受けており、シャンパーニュ同様、規定に沿った原産地、製造方法で造られたもののみが、フランチャコルタの名をつけることができます。
“カボション”は、モンテ・ロッサ社が20周年を迎えた1992年にファースト・ヴィンテージ1987がリリースされました。宝石のカット方法の呼び名である“カボション”は、その名にふさわしくイタリアの高級宝飾ブランド「ブチェラッティ」のデザイナー、ジャンマリア・ブチェラッティによるデザインのラベルをまとい、幸運にも恵まれリリースとともに大成功を収めました。
そして2004年、ガンベロ・ロッソ社が発行するイタリアワインガイドで、年間最優秀スプマンテに選ばれる栄誉を与えられました。 いつもエネルギッシュで前向きなエマヌエーレは、モンテ・ロッサのワインは幸福と喜びの瞬間のつながるワインだと言います。彼のリーダーシップのもと、幸運の星のもとに生まれた“カボション”を筆頭に多彩なラインナップで人々の幸せを彩るフランチャコルタを生み出しています。