2019年11月20日(水)
イベント
10月24日~27日の4日間、汐留のイタリア街広場で日本最大級のナポリピッツァの祭典“ナポリピッツァサミット”が開催されました。
国内のピッツァの名店がキッチンカーを出展し、イタリア街広場はお祭りのような雰囲気に。
中でも今年のピッツァサミットの大きな目玉の一つとなったのは、カプート社の新商品、“ヌーヴォラ”を使った特別なピッツァ(ピッツァ・コンテンポラーネア)の販売です。
▲国内外の有名ピッツァイオーロが集まりました
ピッツァ・コンテンポラーネアとは、本場ナポリで流行中のコルニチョーネ(ピッツァの縁)が高く、生地がとっても軽やかなピッツァのこと。
若い世代のピッツァ職人(ピッツァイオーロ)の中で特にブームになっていて、今年行われたカプート社主催の若手向けピッツァイベントでも、多くのピッツァイオーロたちがこのピッツァ・コンテンポラーネアのスタイルを取り入れていました。
今回日本初お披露目となった“ヌーヴォラ”はふんわりとした高いコルニチョーネのピッツァや、ピッツァ・アル・ターリオ(切り売りピッツァ)などの現代風のピッツァ向けにカプート社が開発した粉です。
イタリア語で「雲」を意味する“ヌーヴォラ”は、雲のように水分と空気を多く含む、ふわふわの軽い生地に仕上がります。
▲今回来日したナポリのピッツァイオーロ、ヴィンチェンツォ・カプアーノ氏
▲ヌーヴォラを使って焼き上げたピッツァ
当日、“ヌーヴォラ”を使ったピッツァを焼いたのは、ピッツァサミットの為に来日したナポリの有名ピッツァイオーロ、ヴィンチェンツォ・カプアーノ氏。
会場でヌーヴォラの生地の特徴を説明したあと、手際よくピッツァを伸ばしていき、窯で焼いたピッツァ・コンテンポラーネアを来場者に提供していきました。
生地をのばしている段階ではトラディショナルなピッツァと大きな見た目の違いはないものの、焼き上げると縁の部分が浮き輪のようにふっくらと大きく膨らむこのピッツァ。
来場者も、縁が驚くほど膨らんでいく様子にとても興味深そうに焼き窯を覗き込み、写真やムービーを撮っている姿が印象的でした。
▲窯から出てくると、迫力たっぷりの見た目に!
▲コルニチョーネにハサミを入れてカットしていく様子
カットするときも普通のピッツァ用スライサーだけではなく、コルニチョーネをつぶさないように、まずはコルニチョーネにハサミで切り込みを入れた後スライサーでカットしていくなど、まさにニューウェーブとなっているこのピッツァ・コンテンポラーネア。
この個性的なピッツァとヌーヴォラから今後も目が離せません。