2016年01月 5日(火)
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Auguri ! 皆様、あけましておめでとうございます
新年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年末年始はどのように過ごされましたか?
今回はイタリアの年末年始の過ごし方をご紹介します。
イタリアの大みそかと元旦は、ナターレ(クリスマス)より華やかで、家族とも過ごしますが、どちらかと言えば友人や恋人と過ごすことが多いです。
各地でカウントダウンにパーティやイベントが催され、花火も打ち上げられます。
ミラノのドゥオーモ広場でも大勢の人が集まります。カウントダウンが終わると、爆竹がそこら中で鳴らされて少し怖いこともありますが…。
大みそかの夕食に食べる料理と言えば、コテキーノもしくはザンポーネのレンズ豆添え、ご存知かもしれませんが、イタリアではレンズ豆を食べた分だけお金が入ってくる福を呼ぶ食べ物と言われています。
イタリア語で1月1日は、カポダンノ(Capodanno→Capo(頭) + di(の) + anno(年)、元旦)といいいます。
カポダンノには、お店は飲食店以外すべて閉まっていて、交通機関も早く閉まるか、動いていなかったりするので、街中は静まり返っていますが、2日からは通常通りの営業に戻ります。
そして明日、1月6日は、お正月休みが明けたばかりなのに、イタリアは早速祝日(エピファニア)です。
エピファニアとは「出現」の意で、この祭日は「ナターレに誕生したイエスのことを神のお告げによって知った東方の三博士がその礼拝に来訪した日」、とされます。
彼らは救世主イエスを一目見ようと贈り物をもって参上しました。そのことがナターレに贈られるプレゼントの由来とされています。
今では、子供達はサンタクロースにプレゼントをお願いして25日に受け取りますが、以前は1月6日のエピファニア(御公現の祝日)を待たなければいけませんでした。
イタリアではサンタクロースはおらず、プレゼントを持って来るのは魔女のベファーナとされ、良い子の靴下にはお菓子、悪い子には炭を入れていくという、言い伝えがありました。
ですので、ナターレの飾り付けが取り払われたかと思うと、すぐに怖い顔をした魔法使いのおばあさんが街のあちらこちらで見られます。
そしてこれらのイベントが終わると、いよいよ冬のセール。お店は大忙しですね。
▼意外に優しい顔をしている?エピファニアに現れる「魔女のベファーナ」
▼少し怖そうなのも
▼これぞ魔女、ですね
▼魔女が大集合