Recipe
2024年06月03日
ベルギーと国境を接する北フランス フランドル地方の郷土料理のひとつ、「フラミッシュ」。キッシュによく似ており、代表的な具材はポワロ―葱とマロワールチーズです。カプート社の「クラッシカ」を使うことで、香りの強いマロワールにも負けない、小麦の香り豊かなさっくり軽いブリゼ生地に。たっぷりのチーズと、軽やかな生地のバランスをお楽しみください。
西 祐子
1
パート・ブリゼを作る。 ※フードプロセッサーで作る時 1)材料は計量し、冷蔵庫で冷やしておく。バターは細かく切っておく。 2)フードプロセッサーに、クラッシカ、塩、バターを入れ、砂状にする。 3)溶いた卵と水をよく混ぜ合わせ、少しずつ加える。 4) 生地が一塊になったらフードプロセッサーから取り出し、掌の付け根で台にこすりつけるようにバターを馴染ませる。直径10cmくらいに丸くのばし、冷蔵庫で休ませる。最低3時間、時間があれば一晩ここで休ませると良い。
1’
※手で作る時 1)材料は計量し、冷蔵庫で冷やしておく。バターは細かく切り、クラッシカはふるっておく。 2)ボウルにクラッシカ、塩を入れよく混ぜ合わせ、バターを加えて手ですり合わせるようにしてバターを馴染ませながら砂状にする。 3)粉がバターと馴染んで黄色くなってきたら、ボウルの中でサークル状にして、真ん中に溶いた卵と水を入れる。 4) 真ん中から少しずつ卵液と粉類を合わせていく。 5)生地が一塊になったらボウルから取り出し、掌の付け根で台にこすりつけるようにバターを馴染ませる。直径10cmくらいに丸くのばし、冷蔵庫で休ませる。最低3時間、時間があれば一晩ここで休ませると良い。
2
パート・ブリゼを直径30cmほどにのばし、型に敷く。更に冷蔵庫で30分程休ませる。
3
底にフォークで穴をあける。
4
オーブンシートを敷き、タルトストーンをのせて、160℃に予熱したオーブンで20分空焼きする。
5
重しとオーブンシートを外し、10分更に焼成する。底面がしっかり焼けるように空焼きする。
6
底のフォークであけた穴を埋めるように溶き卵を塗る。余熱の残るオーブン庫内で1~2分乾かす。溶き卵が手につかなくなればよい。
7
ガルニチュールを用意する。1)長ネギは白い部分を斜めにスライスする。小鍋にバターを溶かし、長ネギと塩少々(分量外)を入れ、蓋をして10分程蒸し焼きにする。焦げないように時々混ぜること。2)マロワールチーズは適当な大きさに切る。3)パン粉は市販の生パン粉をバットに広げて、200℃に予熱したオーブンで10分。フードプロセッサーにかけ、目の粗いザルに通す。細かくしたものを大さじ1使用する。
8
アパレイユを作る。分量の生クリーム、全卵、粗びき黒胡椒、ナツメグのすりおろしたものをよく混ぜ合わせる。
9
空焼きした⑥のパート・ブリゼに、⑦の長ネギを敷き、⑧のアパレイユを流し入れ、⑦のマロワールチーズをのせ、パン粉を振りかける。
10
180℃のオーブンで35分焼成する。焼いたらすぐにタルト型の側面を外す。※マロワールチーズが手に入らない場合は、同じウォッシュ系のチーズで代用してみてください。