Recipe
2024年09月02日
フランスの薄焼きピッツァのような「タルト・フランベ」。アルザス地方の郷土料理のひとつで、丸形のものもありますが、多くは長方形に薄くのばした生地にフロマージュブランと呼ばれるチーズを塗り、玉ねぎとベーコンを散らして、フランベ=炎の如く高温のオーブンで短時間でこんがりクリスピーに焼きあげるものです。イーストで発酵させない分ピッツァよりお手軽。のせる具材は、水分が多くないものであれば何でもOK。ワインのお供に、季節のフルーツを使ったタルト・フランベ、ぜひお楽しみ下さい。
西 祐子
・焼く際のポイントとして、家庭用のオーブンは下火が弱いことが多いので、オーブンを予熱する際にオーブン板も一緒にしっかりと予熱するのを忘れずに。
・無花果はおしりのまだ割れていない、固めの熟れる前のものを選んでみてください。無花果の他には、りんごや柿、ラ・フランスなど特に秋のフルーツがおすすめです。
1
ボウルにサッコロッソ、塩、オリーブオイルを入れ、少しずつぬるま湯を加えながら、ホイッパーで混ぜ合わせる。
2
ひとまとまりになってきたら、手でよく捏ねる。ボウルや手に生地がつかなくなり、生地の状態が均一になって弾力が出て、艶が出てくるまで捏ねる。生地を2等分にしてまとめ、ラップをして30分ほど室温に置く。
3
オーブンにオーブン板を入れた状態で、250℃に予熱する。
4
②の寝かせた生地をオーブンシートの上で、麺棒で20cm強四方にのばす。
5
水切りヨーグルトを表面にぬり、スライスした無花果をのせ、タイムの葉を散らす。黒胡椒を振りかける。
6
予熱しておいたオーブン板にのせ、250℃で8分焼成し、一度生地のみをオーブンから出し、オーブン板を入れたまま280℃に温度を上げ再予熱、更に2分焼成する。
7
粗熱を取り、生ハムとタイムを枝ごと飾る。